拡大鏡と手術用顕微鏡(ルーペとマイクロスコープ)

2014年05月15日

今回は、前回『貴重な経験』で紹介した

拡大鏡とマイクロスコープについて御紹介致します。

どちらも、ものを大きく見るための道具です。

陶山歯科02_059 陶山歯科01_044

 

突然ですが、

皆さん、質問です。

鏡で自分の口の中を見たことはあると思いますが、ちゃんと見えましたか????

 

前歯の方は、なんとか見えますが、

奥歯の方は全く見えませんよね。

 

今、見てみてください。笑

 

歯は小さくて、お口の中は暗くてあまり見えません。

それは、私達も同じなのです。

 

少し違うのは、ライトがユニットという診察台には付いていることです。

このライトによって少し明るくなるのですが、

奥の方までライトが届きにくいのと、

歯はとても小くて、見えにくいのです。

 

その小さな歯に出来る虫歯はもっと小さくて、

見過ごされる虫歯も少なくありません。

 

私は、大学を卒業して3年目から拡大鏡を使い始めました。

最初は、3倍に大きく見える物を使っていました。

初めて拡大鏡を使った時は、『こんなに良く見えるんだ』と

感動しましたのを今でも覚えています。

 

そして、3年前から写真にある10倍を使用しています。

DSCN0646陶山歯科02_059

この写真の筒が2つあるのが拡大鏡で、

その真ん中にあるのが、ライトです。

このライトがあることで口の中が明るく見えます。

そしてこの長い筒、

これが10倍の倍率があります。

この10倍を使用している人があまり多くないのでインタビューを受けたということです。)

 

3倍を使用し始めた頃もよく見えるので感動したのですが、

10倍を使うと、当たり前ですが、

もっと良く見えます。

今でも覚えているのは、

3倍を使って感染根管治療(根の再治療)を行い、

根管内(根の中)を十分に洗浄できたと思っていた根管内を

10倍の拡大鏡で見てみたら、

なんと・・・・・・・

ガッタパーチャーはへばりついてるは、

スクリーンショット 2014-05-15 2014-05-15

 

(参考症例:マイクロスコープ画像 ピンク色の物がガッタパーチャポイント)

感染歯質は残っているは、

切削片までも・・・・・。

ショックでした。

今まで何も見えていなかったんだな〜

今までやってきたことはなんだったんだろう

無駄だったのかと思うほどでした。

 

拡大鏡を使いはじめてから、

裸眼で治療したことはありません。

1日中拡大鏡をつけています。

正直裸眼で治療するのは怖いです。

 

注意しないといけないのは、

拡大鏡や手術用顕微鏡を使っていても、

必ずしも良い治療がおこなえているとは限りません。

 

よく見えていても、知識や技術が伴わなければ

意味がないのです。

日々研鑽あっての道具です。

 

※  私は、保険治療でも10倍の拡大鏡をしております。

 

次回は、マイクロスコープについてお話しようと考えています。

 

 

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