顕微鏡で見えるもの
2014年05月22日
前回、拡大鏡と顕微鏡についてお話しよう
思っていましたが、
拡大鏡の話しか出来ませんでしたので、
今回は、顕微鏡についてお話を少ししようと思います。
最初から、私のブログを読んで頂いている方は、
気付いているかもしれませんが、
歯科用顕微鏡、手術用顕微鏡、顕微鏡、マイクロスコープと
色々な呼び方がありますが、すべて同じ物をさします。
このマイクロスコープは、ほんとによく見えます。
前回お話しした、
10倍の拡大鏡を使いはじめた時も感動したのですが、
マイクロスコープはそれ以上でした。
鮮明さが全く違うのです。
レンズが全く別物ですからね。
しかも、記録に残せるのが1番の魅力ですかね。
拡大鏡にも録画するためにカメラを付けられるのですが、
重いし配線も邪魔なので常に付けておくのは難しいと思います。
録画することにより、患者さんに実際の状態を見てもらえ、
情報を共有することができます。
今まで、写真を撮って説明していたのですが、
すべてのステップを撮影することは難しいので、
途中の状況が伝えにくいのが問題でした。
今からお見せするのは静止画ですが、
マイクロスコープで撮影した動画から、
静止画として切り取った物です。
これは、保険の銀歯があっていないのですが
3.4倍では、あまりわかりません。
3.4倍でですよ。
普通の目で見たら、どうでしょうか・・・?。
5.1倍からようやく何か隙間があるのが見えます。
8.2倍からは確実に見えますね。
21.3倍になるとこれ全然あってないのがわかります。
この状態で、銀歯の下は虫歯になっています。
レントゲン写真でも確認済みです。
しかし、患者さんはこの状態で痛みがなければ
気づきません。
銀歯が外れる頃には、虫歯が大きくなっており、
歯のダメージも大きくなってしまいます。
問題を見つけるためにも、
大きくして見ることは重要です。
また、問題が起きにくいようにするために。
大きくして見て治療することも重要です。
顕微鏡を使い大きくしてみることは、
歯の寿命を長くすることに繋がると、
私は考えています。
〜私自分が受けたい治療を
患者さんに提供します。〜
陶山 新吾
カテゴリー: 陶山歯科医院スタッフブログ|タグ: マイクロスコープ, 手術用顕微鏡, 歯科用顕微鏡, 顕微鏡