今年初のブログです。
2015年01月29日
こんにちは。
陶山です。
もう1月も終わろうとしていますが、
やっと今年初のブログを書くことができました。
本当は、あまり時間がないのですが、
なんとか時間をつくりました。
今回は、昨年の全体的にコンポジットレジンで治療した
患者さんの続きです。
前回は、前歯の話まででしたので、
今日は、奥歯の話をします。
上の写真は、治療前と治療後の写真です。
右上の奥歯(第一大臼歯)の治療前と治療後です。
この銀歯の治療方法にはいくつか選択肢があります。
①セラミックインレー
②ゴールドインレー
③ハイブリットインレー
④コンポジットレジン
以上の4つです。
ほとんどの先生が①、②、③を選択されると思います。
私も、すでにここまで歯を失っていますから、
①セラミックインレーもしくは②ゴールドインレーを第一に考えました。
ですが、この青線の部分の歯が薄くなるため、
後ろまで被せ物を伸ばさないいけない可能性がありました。
この患者さんはまだ30歳代です。
今後の治療のやり変えを考えると、
少しでも健康な歯を残しておきたい、
何か問題が起きても少しのリペアで対応できるようにしておきたい、
と考え④の今後のコンポジットレジンを患者さんに提案しました。
もちろんコンポジットレジンは、セラミックよりも
着色しやすい。劣化しやすい。削れやすい。
ので定期的なメンテナンスを行いチェックしていく必要があります。
③ハイブリットインレーは、私が直接コンポジットレジンで治療したほうが、
精度が高いので、私の選択肢の中にはありません。
実際の治療の流れです。
左から右の状態になるまで、11回コンポジットレジンを入れては固める
という工程を重ねています。
その後、真ん中の部分の形を作り下の写真のようになります。
まあまあの出来でしょうか??
境目はわからないようにできていると思います。
今回紹介した今回コンポジットレジン充填のやり方は、
一般的な方法ですが、下の奥歯は特殊な方法で行っていますので、
次回お話しします。
陶山 新吾
カテゴリー: 症例報告, 陶山歯科医院スタッフブログ|